会長挨拶

 この4月1日に由利本荘医師会会長に就任した金直樹です。会の概要を紹介し、挨拶に代えさせていただきます。

 由利本荘医師会は本荘由利地区(由利本荘、にかほ両市)の医師140余名の会員で構成され、由利本荘市水林の総合福祉エリア内にある由利本荘医師会病院を拠点として活動しています。

 本荘由利地区は秋田県の西南に位置し、鳥海山をはじめとする出羽の山々と日本海に囲まれ、山形県と接する県内でも温暖な地域です。
 由利本荘市は一級河川子吉川流域の県内屈指の稲作地域一帯で、平成16年に一市七町が合併してできた市です。人口約十万人、面積は広大で沖縄本島に匹敵します。にかほ市は松尾芭蕉の訪問地の象潟、南極探検の白瀬中尉出生の金浦、(株)TDK発祥の仁賀保の三町が平成17年に合併した人口約三万の市です。

 当医師会は医療連携や地域医療、住民の健康増進のための保健活動等の充実を目指して、医師会病院をはじめとした多数の施設(看護学校、休日応急診療所、在宅医療・在宅介護・健診等のための複合施設)を通して多彩な活動を行っています。

 由利本荘医師会病院は会員の共同診療と地域の亜急性期・慢性期医療を担うとともに、高額医療機器の共同利用や検体検査センターを整備し、会員の日常診療に貢献しています。さらに、院内施設を利用して医療関係者の生涯教育充実のための講演会や研修会などを数多く開催しています。

 由利本荘看護学校は、34年間に920人の卒業生を輩出した本荘准看護学院を平成17年に発展的に閉校し、新たな三年課程の看護学校として開設されました。今年3月には第三期生が卒業を迎えました。毎年、オープンキャンパスを開催し、一般に開放しています。

 当医師会は昭和58年以降本荘由利広域市町村圏組合の運営する休日応急診療に協力しており、平成20年には医師会の手で休日応急診療所を新設し、民設公営の形で提供しています。昨年末からの新型インフルエンザ流行期には発熱外来としても利用されました。
 にかほ市では在宅当番医制で休日の診療に対応しています。

 昨年の4月には地域の在宅医療・在宅介護を支援するための施設と、健診センターを併設した複合施設として「医師会せんがり施設」を開設しました。施設には居宅介護支援センター、訪問看護ステーション、訪問リハビリ連絡所を整備しています。健診センターは学校健診、事業所健診、特定健診、特定保健指導等に対応しています。

 他にも住民を対象にした市民医学講座や、学校保健、産業保健などの分野でも様々企画、参加しています。

 現在の医療を取り巻く環境は厳しく、特に過疎地域の医師不足、看護師不足は深刻で、医療崩壊の危機に直面している状況です。由利本荘医師会はより良い医療を提供するためこれら活動に更なる努力を続け、会員一丸となって危機を乗り越える気概でおります。住民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。



由利本荘医師会
金 直樹 会長